他人事ではない香港デモ2

他人事ではない香港デモ2

前回の記事の続編となります。(他人事ではない香港デモ
日本ではあまり報道されていない部分に触れていきたいと思います。個人的にSNSや様々な記事から調べてきた内容になりますので、間違った情報を記載いしているかもしれませんので、あくまで個人の意見としてご覧頂きますようお願い致します。

日本で報道されていない内容1

法改正の内容は前回の記事でお伝えした通りですが、適用内容は以下のようになります。

  • 中国の法律が香港・マカオで適応される
  • 香港にいる人(外国人も含む)なら誰でも強制的に中国に連行できる

この誰でも強制的に中国に連行できるというのが、ヤバさを感じますね、旅行中の日本人にも適用される可能性もあります。

もちろん罪を犯すことが無ければなんの問題もありません。なのでわざわざ日本で報道する必要も無いかもしれません。
ですが香港人の方が懸念していることは下記のような内容になります。

  • 中国のことを少しでも悪く言うなど気に触るようなことをすると、中国に強制連行できるようになってしまう。
  • 中国に強制連行された後、再教育という名の洗脳を受ける可能性がある
  • 一度中国に行ったら帰ってこれない可能性がある
  • 中国で政府に殺された場合、死因を適当なものにさせられる可能性がある(転倒して亡くなったなど)

強制連行については外国人にも適用される為、香港に行く日本人にも影響がでます。
中国のことを少しでも悪く言うと強制連行されて最悪は殺される可能性があるというのは、改正されると、今後、出張や旅行でも香港やマカオに行きたくなくなりますよね。もし自分の子供が渋々出張で香港に行って中国に連行されて「転倒して死にましたね」など言われたらたまったもんじゃないですよね。

過剰な心配と思われる方も居てると思いますが、なぜ中国がSNSやネットにしてもそこまで閉鎖的なのか、チベットでなぜ虐殺が起きているのか、など調べていくと決して過剰では無いと理解できると思います。

SNSでのSOS

中国では世界中で使われているTwitterやFacebookなど一般的なSNSの利用はできませんが、香港ではできます。そのため香港の住民からは、様々な現場が投稿されています。
香港の人が世界に向けて日本語や英語で現状を拡散している理由としては、

  • この中国政府の残酷さを世界に発信
  • 中国そのものに経済制裁を与える為
  • 国民が自由を奪われているという現状を発信する為
  • 中国からの報道では正しい情報が発信されていないのを正す為

という事になります。

日本で報道されていない内容2

日本で報道されていた「白シャツを着た集団がデモを行う市民や記者に暴行を加えている」という内容のニュースを見た方は居たかもしれませんが、SNSなどを通して得た香港人の方からの情報としては、以下の通りです。

白シャツの集団は、無抵抗な相手に暴行をしています、帰宅途中のOLなどでも容赦なく危害を加えているとのこと、そしてその集団は、香港では有名は犯罪組織という噂があります。

不確定要素ではありますが、さらに警察とこの犯罪組織が手を組んでいるという噂が流れております。
理由としては、この暴力行為に関して警察は干渉せず制圧も無いとされています。
さらに警察が来る前に知っていたかのうように全員撤収し、さらに被害者が通報を行っても着信拒否というように、暴力行為の裏側には政府の息がかかっているのでは無いかと言われています。

市民を守る職務のはずなのに市民を守らず中国政府側についた香港警察という状況が感じ取られます。

ただ、一部では中国本土との境界に位置する場所に住む自警団的な存在とも言われています。

とはいえ、SNSなどの様々な情報によりますと、帰宅途中の無抵抗な人に危害を加えている様子などもあり、自警団というので収まるのかどうか疑問が生まれます。

また、警察は催涙ガスなども多様し、一般市民の子供にさえ被害が起こっている状況でもありほんとにこんな状態で大丈夫なのでしょうか?

有名なSNSのツイートですが下記のようにデモが大変な状況でも日本人を心配していた方もいます。

現状でも実際に下記のような状況です。いくつかTwitterの情報を羅列します。

上記の映像に対して警察の記者会見では、女性を捕まえようとしたのでは無く、
転けたのを起こそうとしただけと弁解していたそうですが、恐ろしい嘘をだなと思います。

日本で報道されていない内容3

日本のテレビでは、報道されていなかったというよりは報道されていたが、内容が薄く誤解がある報道だったと感じたので少しだけ記載します。

夏の連休中におきた香港の空港占拠についての報道は「何千人ものデモ参加者が座り込みを行い。出発便の多くが欠航となった。」という内容でしたが、香港市民からすると「占拠もしていない、空港ロビーで座り込みはしたが空港内の通路を塞ぐようなこともしていないし発着便から降りてくる人、乗る人へチラシを配ってデモの現状を広めようとしてた」ということです。

それをデモの人たちが封鎖しているような印象だったため正しておいたほうが良いかと思いました。

おそらく、地道にでもこの実情を様々な人に伝えられては困るので中国政府が欠便にさせたんだと思います。結果的にはデモ隊が空港に居たから欠便になったのは変わらないですが、できることはなんでもしようという考えだと思うので仕方ないと思います。

さらに 政府側の人間がデモ隊を装ってデモをしている市民に危害を加えているという現状で、また日本のメディアもまんまと変に情報を流しそうですね。

感想とまとめ

すごく個人的な意見ですが、日本ではタピオカに並んでいるような若者が香港では催涙ガスを浴びたり、ゴム弾を撃たれたり、暴行をうけたり。
自分たちの文化や民主を守るために必死に戦い訴えかけている状況。
デモと聞くとヒステリックな感じ、暴力的な思想だと思う方は、沢山いると思いますが、自分たちの生活が理不尽に弾圧されると思うと、どんな方法であれ、なんとかしようと動くと思います。

デモに対して武力で弾圧する政府の対応は、ほぼ戦争と同じような感覚ですよね。

不確定要素を交えた記事になりますが、現在、日本の隣では、この様な状況になっています。

みなさんはどう感じますでしょうか?
国民とは、自由とはなんなのか。
真実は、なんなのか。日本のメディアも正しいのかどうかわかりません、SNSの情報も偏っている可能性もあります。それでも自分で正しいと思う情報を正確に掴んで理解をするべきだと思います。

今の自分にできる事はあるのか、SNSで拡散されている現状から目を逸らさずに考えていきたいと思います。

▼前回の記事もよければご覧ください
他人事ではない香港のデモ

▼詳しく具体的に書かれている記事があります。
香港のデモを目で見た話ー今現地で何が起こってるのか

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