RUSH BALL 2019 8月31日のレポート

こんにちは、遅くなってしまいましたが、先日行われたフェス「RUSH BALL」の感想をつらつらと書きます。ただの感想ですみません。
一言でいうと最高でした。ほんとに最高でした。
具体的にどう最高だったかを、がっつり書いていきたいと思います。

TRIPLE AXE が最高すぎた
TRIPLE AXEの存在を知らず、そして調べることもなくラッシュボールに来てしまったばかりに、びっくりしました。
フェスは朝一からガッツリ行くタイプでは無いのですが、ラッシュボールに関しては、いつも場所取りをするために朝一から行くようにしていて、今回ばかりは朝一から行っててよかったと思いました。
タイムテーブルでいうと二番手だったので、何か勢いのある新しいバンドかな?と思っていたんですが、一曲目いきなりSiMのKiLLiNG MEが始まって「え!?」ってなりました。

完全に油断してレジャーシートの上でボーっとしてたので、めっちゃアガりました。驚いてるうちに次はHEY-SMITHのEndless sorrowが始まったので、さらに「ん??」となり、ステージをよく見たらめっちゃ人おる!?ってなりました。
急いでシートエリアから、スタンディングエリアに行くとcoldrainの曲も始まり、ステージには3バンドも居たんです。
どうやらTRIPLE AXEという企画でこの3バンドのLIVEがあったようで、それがそのままラッシュボールの1バンドとして登場したようで、すごく豪華でした。
さらに、3バンドが同じステージに居るだけではなく、コラボ感ガッチリで3人のボーカルで歌うなど、いきもぴったりで最高でした。
これを機に、 TRIPLE AXE のLIVEも行ってみようと思うぐらい。
あと、最後にROTTENGRAFFTYも飛び出してきて参加。さすがフェス・・・!午前中からめっちゃ祭り感ありました。
Creepy Nutsが最高にかっこよすぎた
TRIPLE AXEの後は、 ROTTENGRAFFTY 、Saucy Dogと続き、どっちも良かったんですが、記事的に長くなりすぎそうなので割愛させていただきます。Creepy NutsというHIPHOPユニットが、ロックフェスに?という違和感はあるかと思いますが、ほんとに生で見てほしいぐらい完璧にマッチしていました。

朝から降ったり止んだり気まぐれな天気の中、雨が強まったのが、 Saucy Dog からのステージ転換の時間。
急にラッパーR指定とDJ松永が現れ、音出しをしながらリハーサルなのに「雨か汗かわからんくらいびちょびちょにします!」と盛り上げ始めるという異例な感じ、たっぷりとコール&レスポンスの練習をして少し引っ込む。
雨が一層強くなり大雨状態の中、登場し一曲めから「板の上の魔物」でアゲにかかりタオルを振りまわすオーディエンス、さらに雨の粒がステージからのライトに反射していい感じに。
R指定の特徴は、かなり感情的にラップするためロックバンドにも近いものがある。それを聴きながら、ラッシュボールにマッチしてる・・・!とめちゃくちゃ思いました。
さらに、説明が丁寧でわかりやすいのに、結構熱い感情や思いのこもったMCをするあたりも、ロックバンドか!?と思うぐらい良かった。
世の中に一泡吹かせてやろうというHIPHOPのマインドの話や、「不公平なんで俺も濡れます!」とペットボトルの水を頭からかぶるあたり、あと日本のHIPHOPの特徴でよくある自分たちを押し出した曲が多いことについても解説していて「技術やスキルを磨いていたら、ラップによって最高の自己肯定ができる、それがHIPHOPという音楽」というのにも感動した。
R指定はラッパーとして急に現れた存在(世間的には)なので、アンチが多いのかもしれない、なんか周りからいろいろ言われるんだろうなと思ったのが「文句あるんならラップとDJでかかってこい」と言っていたこと。
R指定はラップバトルの全国大会のUMBを3連覇した経歴もあり、様々なバトルの大会も優勝していたりするから、相当日本語ラップを突き詰めてるんだと思うし、DJ松永もDMCの日本大会で1位になったなどを見ると、ほんとに頑張ってるんだと思う。 努力しまくってるHIPHOPユニットだから、ロックフェスにも違和感無く合うんだろうなと思いました。
気づいたら長々と説明してしまいましたが、とにかく最高でした。
「トレンチコートマフィア」「合法的トビ方ノススメ」も聴けて飛びました。
10-FEET がいつもどおり口が悪くて最高でした
Creepy Nutsの後はストレイテナーが登場し、ラッシュボールの豪雨を止ませ、大人なロックを響かせた。
そのあとに出てきた京都屈指のロックバンド10-FEET「やれるんけ!お前ら!なあ!」とやんちゃすぎるMCと音楽が会場をぐちゃぐちゃに暴れさせていました。
「天気はハッキリ言って最悪や。それをどないかしたいからそこにおるんやろがい!?」から「goes on」「VIBES BY VIBES」といったライブ定番鉄板曲でスタートしたとたん【うねる】【叫ぶ】【サークルで回る】観客、スタンディングエリアはドロドロのぐちゃぐちゃに。さすが10-FEET、 観客 の多くは爆上がりしてました。
新曲なども聴けて、会場は大盛り上がりの中、MCも「みんなでおもろい世界をつくっていけたら。この数分だけは、今日だけは」と感情的な熱い言葉が溢れ、フィニッシュに「ヒトリセカイ」から「その向こうへ」を連続で演奏し、歌い終わった頃には雨が止んでいて。吹き飛ばされた感じがしました。
Dragon AshがKENKENを意識させるMCを言い残したのが震えるほど最高
夕方のフェスはめちゃくちゃエモい(今風に言うと)。
夕日とステージの照明とDragon Ashとダンサーが最高に感情的でした。

1曲目は聴いたことの無い曲でしたが、ゴゴリゴリなラップとシーケンスの音や重厚なロックサウンドも混ざってて新しいミクスチャー感があってヴァイブスが上がってきました。
そのあとhideのカヴァー曲「ROCKET DIVE」を演奏しはじめて、「そういえばhideの亡くなったあとのアルバムでカバーしてたな・・・」と懐かしめました。
最近のDragon Ashの曲ももちろん好きなんですが、後半演奏した「百合の咲く場所で」と「Fantasista」が懐かしさもあってグッときました。夕日の効果もマシマシ。
最後に「次はみんなで、ニコニコで戻ってくるからね」と言ってステージを去ったのがめっちゃかっこよかったです。
SUPER BEAVERはいつもMCが最高。
「このステージに立つまでに、何人の想いがあったと思ってんだ。それを全部ぶつけに来たんだ!」
「4人のSUPER BEAVERを楽しみにしてくれた方がいたとしたらごめんねっていう気持ちですが、今日は俺たち3人、よっちも入れて4人、そもそも言うと、藤原も入れて5人でオンステージしてる気持ちでこの場所に立ってます。あいつら、ドラムを代えたらたいしたことなかったぜって思うならそれまでのバンドですが、期待を優に超えるステージをやりますんで、よろしくお願いします!」
SUPER BEAVER 渋谷龍太
「メンバー1人欠けたからって砕けるような15年を過ごしてきたつもりは毛頭ないんで。俺たちがSUPER BEAVERという“意思”だ!あなたたちじゃないぜ、あなたにこれをぶつけに来ました。束になってかかってくんじゃねーぞ! 1人で来い!!」
SUPER BEAVER 渋谷龍太
「うまくいくことばっかりじゃないし、逆境の方が多いのかもしれないけど、1つ1つ無様でも、カッコつかなくても乗り越えていくことに、何かしら意味があるんじゃないかと思ってます。こうすればよかったとか、こうあるべきだったっていう後悔は、自分でどうにかしないと、後悔のまま墓場まで持っていくことになる。あの日あのときあの失敗があったから今日につながれたのは、あなたがその感情をしっかり離さず持ってた結果だと思います。ムカつくなと思ったり、イライラしたり、怒ったり、そういう感情も、自分でしか守ることのできない大事な感情です。俺たちはそれを1つも捨てずにこの場所に来ました。そうしたらあなたと会えました。15年目のインディーズバンドを、トリ前という素敵な時間帯に置いてくれた全ての人の気持ちに感謝します。また、こうやってつなげてくれた縁、大事にしたいし、またあなたに会いたいなと思ってます。来年も勝手に出るつもりでいますが(笑)、俺たちはライブハウスのバンドなんで、その前にライブハウスで会いましょう」
SUPER BEAVER 渋谷龍太
最後に「人として」を歌ったのがやばかった。
先日書いたのラッシュボール記事があるので良かったら見てほしいのですが、予想で「人として」歌われたらやばいなーってのを書いてたので、演奏が始まった瞬間「キター!」ってなりました。
初めてサカナクションを見ました
噂通りですが登場の演出や、ライトの演出、スクリーンの演出が今までのバンドとはガラッとかわり、おおーこれがサカナクションか!と思いました。
サカナクションの単独のLiveとかだともっともっとすごいのだろうと思ったのでいつかサカナクションのライブも行ってみたいです。フェスのトリ、日が落ちているというのも相まってめっちゃカッコよく見えました。

1曲めからサカナクションの代表曲「アルクアラウンド」で初っ端から最高だったのも束の間、2曲め「夜の踊り子へ」の演奏が始まった瞬間、この日イチ上がりました。
すごい失礼な話ですが、そのまま帰りました。
シャトルバスまでの帰り道で聞こえる「ミュージック」
僕たちが帰りのバスに乗り込むタイミングで聞こえる「アイデンティティ」
どれもこれも最高でした。
先日の記事「今年のRUSH BALLを勝手に解説」
フェスに行くときは、カッパもって、靴の雨カバーももって行きましょう。
朝から晴れてたので雨具をもって行かず、風邪引くかと思いました。
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