The 48 hour film project 2019に参加して思ったこと

The 48 hour film project 2019に参加して思ったこと

先日48時間で映画(ショートフィルム)を制作するコンペ(48 hour film project)に参加してきたので、そのレポートと、対策をお伝えしておきます。48時間内に結構やることがあったので、今後参加される方の参考になればと思います。

48 hour film projectとは

映像クリエイター達が集い、どのチームが48時間で最も優れたショートフィルムを作るのかを競い合います。

2019年の大会では、最優秀賞に輝いた作品は、2020年3月にオランダ、ロッテルダムで開催される48HFP主催の映画祭『Filmapalooza 2020』に駒を進め、世界中から選びぬかれた優秀作品と競い合います。さらにその中から選出される約10作品は2020年度『カンヌ映画祭 短編映画部門』で上映されます。

  • 芸術評価
  • 技術的評価
  • お題の遵守

などが評価基準となります。

各都市の優勝者にはトロフィーが贈られます。

また、優勝者以外にもその他の賞があり、
監督、脚本、カメラ、編集、演技、楽曲、サウンドデザイン、 特殊効果、ジャンル、キャラクター、プロップ、台詞などがあります。

具体的にどんなお題が出るのか

2019年の大阪大会では、下記のようなお題が出ました。
●ジャンル→くじ引きで2つ引き、制作時にどちらかを選択します。
●お題
キャラクター:
下菊(しもぎく)葉月(はづき)or 史可(ふみか)
職業:しゅうと / しゅうとめ

小道具: 水筒

台詞:「今はそれくらいでいいだろう。」

それぞれ、必ずストーリーに添わせて使う必要がある理由ではありませんが必ず画面に登場する必要があります、キャラクターは顔が必ず登場する必要があり(写真などでも可能です)。
台詞も文字などで出しても良いようです。

スムーズに進めるためのまとめ

キックオフイベント

くじを引いたりお題が出たりします。
この時、チームリーダーが簡単にチーム紹介をしますので何かしら簡単に話しを考えていた方がいいかもしません。
またLineなどでグループを作っておき、お題の内容をチーム内に共有しておくと、キックオフに来れないメンバーも把握できるので有力かと思います。

ストーリーを考える

キックオフ解散後、チームの集まりやすいお店などをおさえておき、ストーリーを考えます。
この時にカメラマンや編集マンなどが居てるとイメージを共有しやすいと思います。
ただ、監督やディレクターなどまとめることができる人は、脚本担当と数人で話をまとめてから共有するのもいいと思います。
貴重な睡眠時間を浪費するのはもったいないので・・・
あと必要な小道具など、お題に合わせて用意する必要があるので、LINEグループなどで共有して撮影の際に持ってきてもらえそうな物など相談しておくと余計な出費を減らせます。

ストーリーを考えた後は、簡単にコンテとカット割を作るのをおすすめします。
撮影の際にかなり重宝します。

映像クリエイター

撮影

映像の撮影はもちろん必要になってくると思いますので、時間帯を決めておきましょう。
撮影前に、段取りや撮影カットなどをスタッフ全員に共有しておくと現場での動きがスムーズになります。
私達の場合は抑えてたロケの場所が13時から利用が可能だったので10時ぐらいにあつまり、ストーリーを全員に共有し、カメラを回しながらリハーサルをすると本番の撮影が楽になります。
また、集まった段階でスタッフや役者さんロケ地の許可書など、様々な書類を記入して頂く必要があるので、それぞれ書類を用意しておいて、最初に記入しておいてもらうとスムーズです。

また、カットの番号なども一緒に撮っているとあとでデータの割り振りが楽になります。

注意点としては、キャストの体力も気にしつつ場の空気を和らげたり、和気あいあいとした空気づくりが必要となりますので、空気を察して楽しませてくれるような人が居るとすごくスムーズに撮影が進みます。

編集

監督や、仕上がりを確認するディレクターは、最初にカットを確認した方が効率的です。
撮影したデータを取り込んだら、Premiereなどのタイムラインにひとまず使うカットを並べます。ざっと使わない部分を切り取ったりして、粗組します。
このあたりのチームワークや相性が良いと楽に進みます。
粗組を再生しながら、タイミングなどをみてカットして繋ぎ、大まかに出来ればあとは編集者のみで、フェードで切り替えやグレーティングなどの調整をしつつ編集します。

映像クリエイター

私達の場合は、撮影が朝10時から18時に終了したので、19時ぐらいに編集を始めれました。その際にカメラマンや監督が見ながら、Premiereでカットしつつ単純にタイムラインだけで組み立て、音楽や間なども合わせて進めると22時ぐらいには仮編集が出来上がり、あとはCGでの合成や、グレーティング、音量の調節などをして翌朝には概ね出来上がりました。
編集者も2時間弱、睡眠を取れました。
編集中、キャストなども集まりお酒を飲みながら宴会をしているような感じで和気あいあいとしていました。

ドロップオフイベント

ドロップオフイベントは、提出までのカウントダウンを行います。
提出の際、メディア(USBなど)へ「エンコードの種類」「チーム名」「映画タイトル」「全体の時間(クレジットなども含む)」などを記入して貼り付けるのと、最終映像の情報をWEBへ入力したりして書類を作成する必要もあるので、かなりバタバタします。
そのあたり含め書類のチェックや細々したことを用意してくれるスタッフが居ると助かります。
イベント会場へ向かいメディアと各種書類を提出して、あとは他の参加者と一緒にカウントダウンをするだけ、ここもお祭り感があって楽しい時間です。

その後

あとは、上映会(全参加者の作品を見る会)やラップパーティ(表彰式)などもあるので、盛りだくさんです。

上映会には参加しないので今後書くことはできませんが、ラップパーティには参加するので、その時に結果発表含めこちらのブログで改めてレポートできればと思います。

参加した感想

初参加でしたが、とにかく楽しかったです。
同じ会社でも別のチームが参加していたのですが、チームワークがあまり連携が取れておらず、結果的には提出時は、ほぼ仮編集の状態だったそうです。
私達のチームは日頃から、遊んでいる仲間というのもあり、常々まじめに楽しんで取り組んでいました。その結果、あまり離れることもなく編集中も一人になるという状態は無く結果的に良いものが出来たと感じています。内容はともかく良い映像という感じです。なのでチームワークがめちゃくちゃ大事だと思います。
ただ、次回からは、もっとストーリーの作り込みが必要だと感じました。
話が多すぎると分かりづらくなるというのも今回の反省点ですが、何か伝えたいメッセージを1つに絞って内容を考えるのがいいと思いました。
今回は、ジャンルの引きやお題に惑わされ、複数のストーリーを同時に走らせる結果になり、分かりづらくなった印象です。

それでは、また表彰式の報告をさせていただきます。