新型コロナウイルスの影響で、収益の目処が立っていない事業や店舗は、すぐにでもやめた方がいい

新型コロナウイルスの影響で収益がマイナスになっている事業や企業、お店は、苦しいと思いますが事が大きくなってから2ヶ月が経ち、未だに収益の目処が立てれない状態であれば、 心苦しいですが早めに切り上るべきだと思い、今回の記事を書きました。
収束できる予定は早くて1年半
多くの方が理解しているかと思いますが、理由としては、COVID-19が収束するのは、随分と先になるという見解が多い事です。
臨床試験など様々な試験が順調に上手く進んで、1年半後にワクチンが出回るといわれていて、5年~10年とかかる場合もあるという言われています。
新薬ができるまで10年かかるのが通常で、ワクチンについても5~10年かかるのが当たり前です。
今回のコロナウイルスについては、世界中の人が早めにやろうということで認可などを急ぐ形にはなるので多少早まる可能性はあると思います。
なので、まともな有識者の意見としては、早くて1年半と言われています。
ですが、時々根拠もなくコロナウイルスの収束を直近に予定している発言などを見かけますが、あてにしない方が賢いと思います。
特に影響の大きい飲食店
例えば店舗が持ち家で、従業員などもおらず売上が落ちてもなんとかなる場合は、出前や持ち帰りに切り替えても問題ないと思いますが、家賃を払って店舗を借りて従業員をやとっている飲食店の場合、営業してもほぼ集客の無い状態が1年以上続くと考えて耐えられるでしょうか。
現状でも、常連客や持ち帰り、出前などでなんとかなっているお店なら耐えれるかもしれませんが、集客が無いのであれば、傷口が深くならないうちに閉めてしまった方が良い。
収益を一気に取り戻せるような画期的なアイデアがあれば別ですが、そうでもなくただただ収益が無い状態が続くのは、単純に貯金を食いつぶすだけになってしまいます。
従業員がいるから簡単に閉めれない
経営者の視点で、今まで頑張ってもらったスタッフのためにも、なんとか営業を続けたい気持ちもわかりますが、倒産した場合、会社都合の退職になるので雇用保険に加入していたスタッフであれば、失業保険がその月からもらえるので少なくとも3ヶ月は収入があります。
ただし給付額は給料の45%~80%ぐらいになります。
とはいえ、業績が悪化して減給しながら食いつなぎ、後々倒産となると給付額も下がり飼い殺しみたいになるのを考えると、早めに辞めさせてあげた方がいい。
もしくは何とかしたい気持ちで休業に関する雇用調整金を利用して6月までは雇用して給料を支給してあげて、どうするか考えるのも良いかもしれません。
常連が居るし期待に答えたい
常連は、友達に近い存在で仲良くしてくれるし、こんな状況でも来てくれるしテイクアウトもしてくれるし応援もしてくれてる。という常連が多いのであれば大丈夫かと思いますが多くの方は、自分が大切なので危険な思いをしてまで外食するでしょうか。
家庭がある人は、家族のことも考え控えると思います。
常連のためにも閉店してしまって、飲食店の需要が増えた時(数年後)に復活する方がいいのでは無いかと思います。
来年開催になったオリンピックまで持ちこたえれば何とかなるんじゃないか…
という妄想はやめましょう。
オリンピック開催は、ほとんど出来ないんじゃないかと考えられます。
オリンピックについては、深く調べてないですが海外の状況を見る限り多くの国は外出を規制している現状です。もし開催できたとしても世界の経済が止まっている以上インバウンド需要は期待出来ないと考えた方がいい。
政府からの援助でなんとか
こちらについてもわかりませんが、どこまで援助してくれるでしょうか。
沢山ある飲食店や企業をどこまで援助してくれるかは、わかりません。
無限にお金を作れるわけでは無いので。
テイクアウトや出前でなんとかできる

かもしれませんが、多くの飲食店がテイクアウトや出前でなんとかしようとしています。そこで勝負するには金額的にどんどん落として、ただでさえ利益の薄い飲食業は厳しくなる可能性が高い。
COVID-19が収束する可能性
時々、頭のおかしな人がいて「根拠は特に無いが日本ではコロナウイルスは広まらない」とかいう人が居たり、「日本はBCGを受けてるから大丈夫だ」なんていう人が居たりしますが、科学的に確認されていないので鵜呑みにしない方がいい。
BCGの予防接種案
統計上、BCGの予防接種をしている国では死亡者数が少ないのは事実ですが、上記でも記載したように科学的根拠はありません。
日本ワクチン学会は「効果は科学的に確認されていない」との見解を公表しています。
新型コロナへの効果は、現状では否定も肯定も接種の推奨もできないとしています。
現在、オーストラリアで有効性に関して臨床試験で検証中とのことですが結果がでるのは、かなり先になると思います。
※日本は死亡者数が少ないように見えますが、死者に対してPCR検査をしていないので公表されているのは、まともな数字では無いです。
コロナの場合「間質性肺炎」という症状で亡くなることが多くなりますが、東京都で肺炎で亡くなる方は月に1000人ぐらい居て、その中で「間質性肺炎」で亡くなる方が120~130人ぐらい居るのに、死者に対してPCR検査をしたのは3件しかしていないとのことです。
-補足-
世界中ですべての死者にPCR検査は出来ないため、例年の死者数より多い部分を新型コロナウイルスの死者と想定したら、60%ぐらい多く死んでるという仮説をたてている記事。(https://www.ft.com/content/6bd88b7d-3386-4543-b2e9-0d5c6fac846c)
例年より死者が圧倒的に増えているのは事実。
夏になると暑くなるから収束する案
インフルエンザと勘違いして誰かが言ったんだと思いますが、40度を超えるような暑さで湿度も高いインドでも感染者が居ますね。
現在流通している薬が効く案
可能性が無くは無いですが、日本よりも進んでいる中国やアメリカがもっと被害を受けていて様々な薬を試したはずです。その上で未だに効果を発揮している薬は無く「レムデシビル」や「アビガン」なども試験中ですが変に期待はしない方が良いと思います。
※アビガンについての補足ですが、服用すると胎児の奇形性が認められているため子供を産む予定の方や予定は無くとも40代以下の人は服用しないほうが良いです。
また「妊娠中に服用すると」と書かれていますが、奇形性の副作用が妊娠中のみではなく、いつまで影響するかが科学的に解明されていないので極力服用は避けた方がいいです。
→http://fftc.fujifilm.co.jp/med/abigan/pack/pdf/abigan_patient_01.pdf
集団感染案
現実的な案だとは思いますが、多くの人が感染して抗体を持つことでウイルスの行き場を無くす方法です。
現実的ではありますが、新型コロナウイルスがどういう物なのか判明できていないので、陽性→陰性→陽性というケースもあり、希望は薄れ気味です。
また可能だったとしても抗体がいつまで続くのかもわからないのと、ウイルス自体が変異しているという情報もあり型として160種類ぐらいあるともいわれていますので、抗体でどこまで対応できるのかという不安もありますね。
付き合っていく案
集団感染に近い案ですが、常時ソーシャルディスタンスを気にしながら、経路不明の感染を無くし、感染者を確実に封じ込めたりしつつ、マスクをつけながら上手くウイルスと付き合って経済活動を再開させる。
というのが、ある程度収束できるという中途半端で1番可能性が高い案だと思います。
COVID-19 の収束は、現実的ではない
現状の分かる範囲では、上記のようにほぼ詰んでいる状態です。
あと数ヶ月で収束するなんていうのは、現実的にほぼ無いという事実を書きました。
ただ、自粛疲れなどもあるので、我慢できずに飲みに出かけたりする人も増えてくると思います。すでに繁盛している立ち飲み屋などもあるので、緊急事態宣言が解かれた場面では集客は増える可能性もあります。特に夏になると遊びたくもなるでしょうし。 (これはマインドよりの個人的な、そうなってほしいという気持ちの話なので鵜呑みにしないでください)
科学的には自宅待機率が90%だと3ヶ月、自宅待機率が80%の場合4ヶ月で収束するという予測データは出ているので、本当に収束させたい場合は、多くの人が自宅待機にすれば良いということになります。
閉店するのが全てではありません
飲食店を例に色々書きましたが、一度自分のお店の特長や長所を考えて何かできそうなことは無いかを考えてみてください。
めちゃくちゃ料理が美味しいなら高額な出前にしてもいいかもしれないですし、仲のいい常連が多く普段お店では盛り上がってたりするのであれば、オンラインで飲み会をやりながら自分の店からお酒や食事を配達してもらうなどであれば、常連も協力しやすいかもしれません。
他にも店内が個性的で雰囲気の良いお店なら、レンタルスペースとして貸してもいいだろうし、撮影スタジオとして使えたり。

アイデア次第では、なんとかなる可能性もあります。
商売が出来ないこと来客が無いことは、大変だと思いますが自分のお店について一度真剣に考えてみては、いかがでしょうか。
考えてみても糸口がなければ、閉店する方がいいと思いますし、個人店でされている場合は、支出も抑えやすいので情勢をみながらでも良いかもしれません。
無理ならすぐ閉店を勧めます
読んで頂いた方は、賛否あると思いますが、強い理念やコンセプト、特長やアイデアが無い限り、飲食店だけでなくコンシューマー向けの業種は生き残りにくいと思います。
イベント業や観光業もそうですが、助成金や補助金などがあるうちに閉めるというのが現実的だと思います。
○○の為にこの店をしているというのが明確にあり、その「○○のため」が社会や今後の未来に影響していくものであれば、共感が広まる可能性もあり生き残れるかもしれませんが、これだけ経済がとまっているのでコロナウイルスが収束したとしても景気が回復すること自体が何年後になるのかわかりません。
そんな景気の悪い状態で出前を頼んだり外食しようとする人が沢山居るとは思えないので。
なので生き残りにくい状況なら、なんども書いてますが閉店してしまった方が良いと思います。
最初の方でも書きましたが傷口が深くなりすぎる前に。
-補足-
日本の景気がそこまで悪くなることが想像できない方も多いと思いますが、自粛が長期に渡ると、おそらく3分の1~半分ぐらいの企業は潰れるんじゃないかと思っています。
アメリカではコロナウイルス禍が始まってすでに2600万人が職を失っています。(https://www.nbcnews.com/business/business-news/u-s-jobless-claims-reach-26-million-coronavirus-hit-wiping-n1190296)
日本でも同じように職を失っている人が増えている状況です。
以上です、長々と書きましたが、不景気になる予感しかしないのに、不景気な事を書いてすみませんでした。
また、飲食店業界やコロナ禍を直面している方々は、すでに十分悩まれたり考えているような事を改めて書いたかもしれませんが、少しでも何かのアイデアや踏ん切りになればと思い、色々調べて無作為にある情報から根拠の無いものを否定しつつ変な可能性にかけて被害が大きくならないようにと考えた物です。
あくまで個人の意見になり、会社や仕事とは全く関係無いですが、信憑性の高い記事などから調べて書いた物になります。
PS:お金が無くなったからと言って死ぬことは、ありません。生きて生活保護でもなんでもうけたり、自己破産をしたりしてでも、とりあえず生きた方が良いです。なぜなら人は平均1人あたり生涯で2億円稼いで2億円消費するからです。そうなると死者1人あたり2億円ぐらいの経済活動がなくなるからです。
自分なんて必要無いと思われる方も未来の世界の為に生きましょう。
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